12月に入り、やっと三条店の周りの山々,粟ヶ岳、守門も白くなって参りました。
そんな季節だからこその景色が見たくなり
雪の穂高の姿を写真に収めようと、天気の良い日を狙って西穂高の独標へと登って参りました。
西穂高独標は西穂高岳へと延びる登山道の途中にある標高2701mの山、独立標高点で略して「独標」と呼ばれています。
写真で言うと表写真の左側、一番高くなっている山が西穂高岳で
こちらの真ん中の山が独標になります。
通年営業をしているロープウェイで標高2156mまで行く事が出来、1~2時間ほど歩いた所にある西穂山荘も北アルプスでは珍しい通年営業をしている山小屋になる為、どの季節でも人気の山となっております。
山に登らなくてもロープウェイで上に行くだけで、この槍、穂高の景色が見れますので観光でも人気の場所です。
しっかりとトレースの付いた雪道を1時間ほど歩き西穂山荘へと到着。
ちょうど、お昼時だったので名物の味噌ラーメンを頂きました。
ラーメンを頂き、西穂山荘に宿泊の手続きをした後、独標を目指します。
西穂山荘から1時間30分ほど歩くと独標まで行く事が出来、基本的には広く安全な登山道ですが
独標の手前100m位から登山道は細くなり、最後の独標への登りは、穂高らしい岩の直登りとなり油断してはいけない箇所になります。
笠ヶ岳を正面に見ながら独標に到着。景色を楽しみます。
本当に天気が良く、憧れだった雪の穂高を目の前に見る事が出来ました。
焼岳と奥に乗鞍
八ヶ岳
南アルプスの峰々。甲斐駒の脇に富士山も見ることが出来ました。
上高地と霞沢岳。霞沢岳の奥に中央アルプス。
その後、登山道を行ったり来たりして撮影スポットを探しながら夕暮れを待ちます。
夕暮れを迎えると、山の色は白色からオレンジ色へと変貌を遂げます。
夕焼けは遠くの八ヶ岳も茜色に染めてくれます。
沈みかけた夕日は、凍てついた山々を今日一番の色に染めてくれました。
夕日が沈んだ後、西穂山荘に宿泊し、太陽が半周してくるのを待ちます。
太陽は半周し八ヶ岳の方から帰省。
再び山々は茜色へと染まります。
西穂高岳は笠ヶ岳に影を造り、一日の始まりを描いてくれました。
これから風雪吹き荒れる、厳しい季節を迎える穂高岳。
その前の、優しいひと時を見ることが出来た山旅となりました。
三条店 坂上