今年は例年より早く新潟県も梅雨入りになりましたね。
こんにちは、三条店 坂上です。
先日、天気が安定しているうちにと南アルプスの最南端の3000m峰「聖岳」と易老岳までの縦走路を歩いて参りました。
今回は長野県側、聖光小屋がある便ヶ島から歩きました。
所々崩れ掛かっている様な登山道を歩き始めて、45分ほど歩くと西沢渡(にしさわど)という沢があり、渡渉点となっております。
沢の水が少ない時は、そのまま歩いて渡れますが、水量が多い時はロープウェイ(人力)を使用して渡れます。
珍しい人力ロープウェイだったので、折角なので使用してみました。
疲れました。(笑)
結構力が要りますので、沢の水が少ない時は歩いた方が断然オススメです。
便ヶ島から聖岳は標高差2000m以上をひたすら登る、登り応えのある登山道となっております。
体力自慢の方は日帰りで登られたりされておりますが、私は山はのんびり派なので、ゆっくりゆっくりです。
登山口から4,5時間で標高約2300mにある見晴らしの良い薊畑まで到着します。
ここからは、目指す聖岳と後日縦走予定の上河内岳、茶臼岳、易老岳を見渡す事が出来ます。
薊畑から聖岳頂上までは2、3時間の行程。
日当たりの悪い灌木帯は雪が残り、登山道が分かり辛くなってたりしましたが、危険な箇所はそれ位で、ほぼ夏道で歩けました。
小聖岳まで登ると威風堂々に聳えたつ聖岳が眼前に迫ります。
急なガレ場となっている聖岳直下をジグザグ登り、頂上に到達。
どっしりとした赤石岳が目の前で見れます。
頂上に着いた途端、ガスが広がりだし眺望が利かなくなりました。
そのお蔭か、つがいの雷鳥に遭遇。
雪の上をチョボチョボ歩く雷鳥達に癒されました。
その後、薊畑から15分ほど歩いた所にある聖平小屋の冬季小屋にて宿泊。
翌朝3時頃に目を覚まし用意をして、上河内岳を目指し歩き始めます。
まだこの時期は南岳までの登山道は日当たりが悪く、雪が多く残り、ルートファインディングに苦労します。
4時を過ぎ朝日が差し、聖岳が輝きだしました。
南岳まで登ると朝日と富士山のお出迎え。
上河内岳まで登ると聖岳、赤石岳、悪沢岳と3000m峰が3つ並んだ景色が見れます。
聖岳まで来たら上河内岳も是非登って欲しいオススメの山です。
とても綺麗です。
更に歩き、茶臼岳頂上。
聖岳、上河内岳が遠く見えます。
人間の足って結構凄い。
更に歩き易老岳に到着。
次の日の天気が良ければ光岳まで行く予定でしたが、一日中雨の予報だったので断念。
調度、梅雨入りだったのでした。
そのまま、便ヶ島へ下山をしました。
よく見て、よく歩いた2日間となりました。
また今度、光岳にも天気が良い日に泊りで登りに行きたいなと思います。