Helium 3-Pers Dome Tent(ヘリオス3パーソンドームテント)
国内では少しめずらしい、ノルウェーのベルガンス社より取り寄せた、エクスペディション仕様のテントが届きました。
積雪期を視野に入れた頑丈なフレームワークと長いスカート、正面のクリアウインドウが特徴的。
重量は約5kg。コンプレッションベルト付きのサックはテントの出し入れがしやすく便利
幕体以外の付属品
ポール5本、18㎝アルミペグ18本、メッシュギアロフト、ポールスリーブ1本(画像では2本ですが実際に付属するのは1本です)
黒×2赤×2のポールがインナーのメインポール。スリーブの色に合わせたポールを差し込みます。アライテントと同じような袋小路のスリーブに押し込みエンドは黒いカップに入れる。グロメットではなくカップ式なのでグローブをしての設営には便利。
インナーテント
入口は前後対象に2ヶ所。両方ともメッシュに切り替え可能。天井は138㎝とこの手のテントにはめずらしく背が高いのでベースキャンプでもゆったりと使用できます。
フライシートとの連結はバックル式。コンプレッションベルトが長めにとってあるので、こまかなテンションの調整ができます。
フライをかけ全室用の黄色のポールを差し込み、6ヶ所の貼り綱をペグダウンし完成。冷気の侵入を防ぐとともに雪をのせテントの固定力を高める長いスカートが目立ちます。4本のメインフレームからなす6ヶ所の交点もち、高い耐風性が期待できるデザイン。
フライの出入口前面に2ヶ所、後側に1ヶ所
全回するとクリアウインドウのある中心の生地が鼻のように伸びる独特な形状。
ベンチレーションは天井部の左右に2ヶ所
確実性の高いジッパー式でテントの中からでも開け閉めができる便利なものに。(腕の太い方には少しきついかもしれません)
インナーにはメッシュポケットが8ヶ所。天井に吊るすギアロフトも標準装備。天井の高いテントなので大きなギアロフトはとても使いやすそう。
寝室の広さは大人3人でユッタリ使えるサイズ。20in幅のマット3枚がちょうどいいようです。4本のフレームが球状にインナーを広げるので見た目よりも室内は広く、圧迫感も感じない。
ちなみにフライシートの生地はシルナイロンを使用しており、北欧系の上級クラスのテントによく見られるノーシーリングとなっています。この素材、仕様に対する解釈は使われる方の考え方にお任せいたします。(防水性は全く問題ありません)
ベルガンスというと日本ではウィグロが有名ですが、ヘリオスはより過酷でシリアスな場面で使用するモデルと位置付けられているようです。TNFやMSRといったUSAモデルとは違った北欧ブランドのエクスペディションテントもたまにはいかがでしょうか。
「Helium 3-Pers Dome Tent」Bergans 北欧ノルウェーで100年以上の歴史をもつベルガンス社のエクスペディションモデル。極地での使用を視野に入れ生み出された4シーズン対応テント。 ¥90,720(WEST WEB STORE) |
カトー