職人気質なダウンシュラフ製造で高い評価を得る(株)ナンガより、快適性を追求した封筒型ダウンシュラフIBUKI300（イブキ）がリリースされました。実は2016年の新商品なのですがWESTだけ少しお先に先行発売となりました。
マミー型は温かくてコンパクトだけど狭くて寝づらい…
封筒型は快適だけど持ち運びが大きくて…と言った声にお応えするために生まれました。ユニークなデザインですがとても軽量、コンパクトで温かくすごせる新提案シュラフ。
寒い時期のキャンプで封筒型を使うと肩から入りこむ冷気が気になりますが、IBUKIはスリットから頭を出して寝ることで肩口から入る冷気を大きく抑えるので、同規格のシュラフに比べ高い保温力が期待できるのが最大の特徴。マミー型とハイブリットした中々ユニークなデザインですがとても寝やすく温かく快適。
左右と下側3方向にジッパーが付いているので掛と敷の分離が可能なので温かい時期には掛けだけで使用できます。他の封筒型と同じくジッパーで連結して使うことも、もちろん可能。
たっぷりと余裕のあるサイズなので連結すれば大人2人+子供1人で使うこともできます。（真ん中の人は頭が出せませんが…）
裏地にも一工夫してあり、幅75cmまでのインフレータブルマットを固定して使うことができます。これを使えばマットとかけ離れた場所で目が覚めてしまう寝相の悪い方でも安心です。
裏地には、ほとんど保温材が入っていないのでインフレータブルマットと組み合わせての使用をお勧めします。体重でダウンがつぶれてしまうので裏地は無駄にダウンを入れていません。実践的で軽量化につなげる考え方は、さすがシュラフ専門メーカー。
正方形の収納サックはお車での移動時などにクッションとしても使えるように配慮されています。ラゲッジにキャンプ道具がが入りきらないと座席に荷物を置いてしまうことはよくありますが、これなら大荷物の車内も少し快適になるかもしれませんね。
スノーピークのオフトンとの収納サイズ比較。
約48×48×厚さ17cm、重量約1550g
中綿は650フィルパワー、ホワイトダックダウン80-20を300ｇ封入。
対応温度目安は5℃以上。
商品名のIBUKI（イブキ）は(株)ナンガの本社がある滋賀が有する百名山、伊吹山からとられています。快適性を考えながら生まれた個性的なデザイン。キャンプに行くのが楽しみになるようなアイテムがまた一つ増えました。