レトロな無垢アルミの質感が良く、焚火のお供にソロキャンパー御用達のトランギアのケトルですが、最近種類が多くなってきたので、まとめてレビューしてみました。
まずは動画で
ステンレスノブケトル
従来からあるのが【ケトル】そのままの名前ですが、逆に歴史を感じますね。
0.6/0.9/1.4が昔からある定番ラインアップです。
2019秋から2020年にかけてステンレスノブケトルとオープンファイアケトルが加わりました。違いを比較してみると、ノブがステンレスに代わっています。焚き火でノブが溶けないように改良されてますね。加えて、ハンドルカバーが取れるようになりました。 実は、2019から通常のクラシックのタイプもハンドルカバーが取れるようになっています。こちらのハンドルカバーのスペアは予備パーツとして販売していねいので取り寄せできません。無くさないように気を付けましょうね。 どちらもお値段は一緒ですので、キャンプでしか使わない方はステンレスノブを選ぶと良さそうです。
オープンファイアケトル
まず、つるがついていません。その代わり、ステンレスの取り外し可能なハンドルがつきました。中に収納することができるサイズです。網などにのっけたときに、ハンドルを外しておけば、熱くならず使うことができます。 変わった形のハンドルですが、トングのようになっていて、蓋を外すときに使うことができます。さらにもう一つの機能がついています。枝をさすことで延長することができます。ケトルを引き寄せたりと便利に使えそうです。 オープンファイアケトルはツルがないので、トライポッドを使いたい場合は、従来品を使いましょう。オープンファイアケトルは網の上で使うイメージですね。
トランギアへのシーズニング
このトランギアのケトルは、シーズニングをおすすめしています。無垢のアルミを使っていますので、孔食することがあります。 輸入元のイワタニプリムスは水酸化アルミという表現をしています。それに対するシーズニング(コーティング)は、お米のとぎ汁に10分ほどいれて煮ることで被膜ができて、その腐食を減らすことができます。丸ごとドボンだと、全体に被膜ができやすくなりますので、まるごと煮てしまうのがおすすめです。
アルミの耐久性について
アルミは金属の中では高熱に強い素材ではありません。660度くらいが融点となりますが、500度くらいから影響がではじめます。必ず空焚きとならないようにしましょう。
よくある質問
製造時に工場の水道水とアルミが反応してできた水酸化アルミです。生産時期やロットにより程度は異なりますが、アルミ無垢製品の場合、全てに同様の白い模様は発生しますが、不良品ではありません。
以上、トランギアのケトルシリーズのレビューでした。